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英語学習

IELTS(アイエルツ)とは?申込方法や勉強法を紹介!

今回は、海外留学や海外の現地大学に通いたいと思っている人や海外で仕事をしたり移住を考えている人向けに

IELTS試験ってどういう試験なの?申込方法は?勉強方法は?といった気になる情報についてまとめました。

この記事を読んで、申込方法やIELTS試験対策に役立てていただけたら嬉しいです。

IELTS(アイエルツ)とは?

IELTS(アイエルツ)とは、International English Language Testing Systemの略称で、英語の熟練度を測る英語検定の1つで、全世界で140万人以上の人が受験している英語の試験です。

IELTS(アイエルツ)は、ケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル(英国文化振興会)、IDP Educationによって協同で運営されています。(日本では現在、日本英語検定協会がIELTS試験のテストの運用をしています)

基本的にはイギリス英語で出題されますが、国際的な英語(アメリカ英語など)は考慮されています。

IELTSは2つのモジュールがある

IELTS(アイエルツ)には、アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニングモジュールの2つのモジュールがあります。

受験する際には、この2つのどちらかを選んで受験します。

アカデミック・モジュールは大学進学者向けのモジュールで、ジェネラル・トレーニング・モジュールはイギリス、オーストラリア、カナダなどでの外国人の永住権やビザ取得で英語レベルを求められたときのためのモジュールです。

  • アカデミック・モジュール(Academic Module):大学や他の高等教育機関への出願のためのテスト
  • ジェネラル・トレーニング・モジュール(General Training Module):一般的な生活、仕事や、移住関係に関わる英語のテスト

IELTSの試験構成

IELTSは聞く、読む、書く、話すの4つの英語力の試験が行われます。

聞く、読む、書く、話すの4つの英語力はそれぞれ0(非受験者)から9.0(エキスパート・ユーザー)のバンドスコア(熟練度)で測られます。

試験結果は0から9.0のバンドスコアで示され、入学に必要なスコアなどは教育機関によって各々決められているため、自分に必要なスコアをクリアする必要があります。

また、受験者が受験後も熟練度を維持していることが証明できない限り、各教育機関は2年以上前の試験結果を受諾しないこととされています。

リスニング(聞く)

リスニング試験の概要をご紹介します。

時間:30分(リスニング)+10分(回答をマークシートに記入する時間)
設問:40問

IELTSのリスニングは、4つのセクション から構成 されています。

セクションの内容

  • Section 1: 日常的な会話(登場人物 2~3人)
  • Section 2: 日常生活を扱った説明(登場人物 1人)
  • Section 3: 学術的な会話(登場人物 2~3人)
  • Section 4: 学術的な講義(登場人物1人)

リスニングでは、日常的な会話から学術的な講義(アカデミックな場面)といった幅広い内容を聞き取るための力が要求されます。

特にアカデミックな内容のリスニングはしっかりと対策をしておいた方が良いセクションです。

IELTSでは、TOEFLなどの試験と異なり問題用紙にメモを取ることが可能です。さらにマークシートに解答を書き写す時間が10分あります。

リーディング(読む)

リーディングは合計3つの長文(約2,150~2,750語)が出され、選択問題、正誤問題、組み合わせ問題、見出し、主題の選択、文章、要約、表などの穴埋め、記述式問題が出題されます。

時間:60分
設問:40問

リーディングでは解答用紙に書き写すための時間は用意されていないため、60分以内に解答を終える必要があります。

アカデミックとジェネラルでは問題構成が異なっています。

アカデミックの場合の文章は、書籍、専門誌、雑誌、新聞などの抜粋で、学術的なトピックに関して一般読者向けに書かれたものです。

3つの文章のうち少なくとも1問は論理的な議論を扱ったもので、文章中に専門用語が使われている場合には、簡単な注釈がついています。

ちなみに、日本で受験できる英語試験で1時間で2,500字の文章読解が課されているのは英検1級・準1級のレベルです。

ジェネラル・トレーニングの場合、問題文は注意書き、広告、公式文書、小冊子、新聞、マニュアル、チラシ、時刻表、雑誌、書籍などから出題されます。

基本的に1問目と2問目は英語圏での日常生活に関連したものが出題されます。例えば、アパートの比較や商品の説明、英語学校のパンフレットなどです。3問目は、実際に受験者が生活で想定する長めで複雑な文章が出題されます。

ライティング(書く)

ライティングではタスクと呼ばれる設問が2問出題されます。

時間:60分
設問:40問

タスク1は約150語、タスク2は約250語論述する必要があります。タスク2はタスク1よりも配点が高くなっています。

論述した単語数が規定分量を下回った場合、どんなに論理的な文章を書いたとしても大幅にスコアダウンを受けることになります。

アカデミックの場合、タスク1では、データを分析・比較し、それを説明する、物事の過程や手順を説明する力が問われ、タスク2ではある問題に対して、どのような意見を持っているかを説明し、根拠や例を挙げて比較検討しながら論理的に自分の主張を展開し、説得力を持たせる文章を書く力が問われる形式となっています。

ジェネラル・トレーニングの場合、タスク1は、提示された問題に関して、現状を説明したり情報を請求したりする手紙を書く問題です。個人的な内容の文章ではありますが、フォーマルな感じの文章に仕上げることが求められています。タスク2は、アカデミックの場合と同じで、与えられたテーマに対して意見を述べ論証していく問題です。

スピーキング(話す)

時間:11分~14分
ネイティブスピーカーの試験官と1対1のインタビュー形式で行われ、3つのパートから構成されています。

テストの内容は全て録音され、受験者の受け答えはIELTS試験官によって4つの評価基準(流暢さと一貫性、語彙力、文法力、発音)に基づいて採点されます。

パート1では試験官が自己紹介をした後、受験者の名前を尋ね、パスポートを使って本人確認を行い、家族、仕事、勉強、趣味などの一般的なトピックに関して質問されます。

パート2では試験官からトピックと言及すべきポイントが書かれたカード(Task card)が渡され、受験者には1分間の準備の時間とメモを取るための鉛筆と紙が与えらます。その後最大2分間のスピーチを行います。

パート3では試験官からパート2のトピックについてより掘り下げた質問がされます。受験者は質問に答えながら、コミュニケーション能力、ある程度の長さのスピーチをする能力、説得力のある意見を述べる能力などが問われる形式となっています。

IELTSの申込み方法

日本でのIELTS(アイエルツ)の申し込み方法は2つあります。どちらも申込はインターネット上で行います。

IELTSの受験料や必要書類

IELTSの受験料は1人1回あたり25,380円(税込)です。

IELTS申込の際に必要な書類は、申込・受験日が有効期限内のパスポートです。

IELTS事務局が指定する期限までに、パスポート情報の登録を行い、試験当日に登録を行ったパスポートの原本を持参する必要があります。

テスト結果は各パートごとのスコアと総合評価のスコアが示された成績証明書が発行されます。有効期限は2年間です。

受験資格は16歳以上となっています。

IELTSの受験料は他の検定などに比べると高額なので、事前に試験対策をしっかりしておくことをおすすめします。

IELTS4つのメリット

ここまでは、IELTSの概要をご紹介してきました。IELTSのことはわかったけど、どんなメリットがあるの?と思う方のためにIELTSのメリットについてもご紹介します。

①国際通用性が高い

IELTSは世界140ヵ国、合計10,000以上の機関が認定しています。そのためアメリカやイギリスなどへの留学や研修の英語力証明、イギリス、カナダ、オーストラリアなどへの海外移住申請に最適なテストです。また日本国内でも、東京大学、京都大学などIELTSを入試に活用する学校が増えてきています。

IELTS認定機関検索(外部サイト)

国内の入試活用校検索(外部サイト)

②Face to Faceで使える英語力を測る

英語が本当に使えるという状態はは、英語でコミュニケーションが取れる状態です。そのためIELTSテストのスピーキングはネイティブの面接官と対面式で行われます。1対1のFace to Faceのスピーキングテストによってあなたの英語力が測られるため結果に対する信頼性も高く評価されています。

③日本人が慣れたテスト形式である

IELTSの筆記テストは紙と鉛筆で行われます。そのため日本人にとっては慣れたテスト形式であるため、大学生を中心に、受験者数が年々増加しています。

④高い信頼性と公平性

IELTSは公平性、高い信頼性、高品質の基準で、世界中から信頼されています。IELTSは国籍、文化的背景、性別、受験上の配慮が必要かにかかわらず、すべての受験者に公平であると認識されています。

IELTSの受験者数は?

IELTSは、世界で年間300万人以上の受験者が、留学・移住・就業のために受験しているテストです。

日本の受験者数も増加傾向が続いていて、2016年には3万7000人が受検しています。

IELTSテスト日程や会場

IELTSは全国16都市で、ほぼ毎週実施しています。

申込をする機関によって受験日や会場が異なるため、以下の各機関のサイトからご確認ください。

IELTS対策方法は?

IELTS対策方法についても軽くご紹介しますね。

ライティング

IELTSライティングでは、4Cを意識したアカデミックライティングの練習がおすすめです。

  • conciseness(簡潔さ)
  • cohesion(繋がり)
  • coherence(首尾一貫性)
  • composition(構成)

スピーキング

IELTSスピーキング対策は、とにかく円滑にコミュニケーションを取れるように会話の練習をしておくことです。

発音に自信がない方は、ELSA Speakがおすすめです。

ELSA Speakは、IELTSのスピーキングテストの重要な基準である発音と流暢さの向上に役立つアプリで、IDPとパートナーシップを結び追加された新機能のIELTSスピーキングスコアプレディクターは、IELTS受験者がスピーキング能力を評価し、改善するポイントを見つけるのにかなり役立ちます。

参考:【ELSA Speak】料金や使い方・割引コードを手に入れる方法

リーディング

IELTSリーディング対策は、この4つを意識して取り組んでみてください。

  1. 単語を覚える
  2. たくさん読む(楽しみながら8割理解できる文章)
  3. 精読する(細かいところまで注意して読む)
  4. パラグラフ・リーディングをする(ただし精読が身についた後で!)

 

リスニング

IELTSリスニング対策は、リーディングに似ていますがたくさん聞くことが一番です。

ただ、リスニング力をあげるためは正しい発音が大事!とも言われているので、同時に発音(スピーキング)練習も重要です。

その理由は、英語の発音が聞き取れてないために単語や熟語が聞けていない場合が多いからです。

正しい発音とリスニング力を高めるためにもリスニング対策で紹介したELSA Speakはおすすめです。

まとめ

今回は、世界的にも受験者が増え、日本の大学入試などにも取り入れられてきたIELTSについてご紹介しました。

文中でもご紹介したELSA Speakは、私も実際に活用しているおすすめアプリなんですが、どんどん新機能が追加され、様々な場面で活かせるレッスンがたくさんあるので英語のスキルアップをしたい方には必ずおすすめしているアプリです。

基本的な機能は無料で使えるアプリなので、とりあえず無料で試してみて有料版で使ってみようかなと思った方には割引コードもご紹介しているので、良かったら使ってみてください。割引コードの記事はコチラ→【ELSA Speak】料金や使い方を紹介!無料版と有料版の違いを解説(割引コードあり)